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二次創作女性向小説置き場 主にマギ(シンジュ)青エク(志摩雪及び雪男受) 18歳未満の方の閲覧はご遠慮願います
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やってみなけりゃわからない! 3
「やってみなけりゃわからない! 2」の続きです
ようやっと炎ジュ夏のターン・変態プレイ描写含みますご注意ください



拍手[25回]






 ずくずくと尻の奥が熱く脈打っている。
(何、なんで、俺は、)
(俺は、夏黄文に突っこんでたはずなのに)
 確かめるように掴んでいた肩に力をこめても、変わらず怯えにこわばった肌がそこにあることを示してくるだけで、ジュダルの困惑は深まるばかりだった。
(なんで、どうして)
「っぁああ…~~~ッ!!」
 そんな心許ない胸の内すら背後から熱を押しこまれた衝撃で掻き消され、目の前を閃光が走った。
 達したばかりの身体はぐにゃりと頼りなく、まだじんじんと痺れていて、そんな無防備なところを力強く抉られてはひとたまりもない。
 嵌めこまれた熱だけならまだしも、同じく絶頂を迎えたばかりの媚肉がジュダルの陰茎をやわらかく食い締めてきていて、それに誘われるように揺れる腰を止めることができなくて。
「っは、は、やだ、やだぁ…っまだ、アッ…イッちゃ、へん、んーッ!」
「ぁ、あ゛ぁっ…しんか、どの…そんな、動かッ…あ、あっ、あ゛――…!!」
「…存外お前の孔も悪くないな。十分ほぐれていたから、手加減もしなくて済みそうだ」
「!!!」
 重なった肌が急に熱を帯びたように感じられて夏黄文がジュダルのほうを向けば、目元を真っ赤に染めたこわばった瞳と目がかちあった。夏黄文がどきりと鼓動を跳ねあげた次の瞬間、視線の先のその眦がきっと吊りあがってジュダルの顔が一気に近づいてくる。
「! ッッい…~~~!!」
 思わず目を閉じた夏黄文の右頬に焼けつくような鋭い痛みが走った。目を開けた先に広がった近すぎるジュダルの顔を見て、頬をがぶりと噛まれたのだと知る。生理的に浮いた涙がぼろりと頬を伝って、噛み跡にジンと沁みるのがわかった。
「ッッるっせ、いいから、さっさと抜けッ! 俺は夏黄文とヤッてん…ッうああぁ…~~っ!!」
 夏黄文の反応のおかげで紅炎の不穏な言葉への怯えをふるい落としたジュダルだったが、脅威はまったく消えることなくそこに存在していて。
「っや、やめろって言って、ひン、あ、あっあっ、やッ、アッ…~~~!!」
 達してからずっと強い刺激を与えられ続けて、ひくひくと先端が開閉を繰り返している己の身体の反応に、ジュダルは危機感を募らせていた。硬度を保ったままの欲望は後ろから紅炎に突きこまれる度に夏黄文の体内を抉って、苦しげに呻いた男の尻肉がジュダルの性器をきゅうっと締めあげてきて、ますます焦りが強くなっていく。
「うっやだ、抜けっマジで、変、だからぁ…!」
 心臓がどくどくと嫌な音を立ててジュダルを追いたてる。密着した紅炎の腰を押しやるようにぐいぐいと手で退けようと試みたジュダルだったが、抵抗の先に待っていたのはその意思をへし折るような責めだった。
「っああぁ…――!!」
 拒む手に従うように一旦腰を引いた紅炎に気を緩めたジュダルの反応を見逃さず、内壁の凹凸を擦りあげるように剛直が最奥まで捩じこまれる。すぐにその深さでがくがく揺さぶられて、脳の奥がどろりと融けるような快感に視界がぶれた。
「っひぐ、あ、あ、ッッ~~~!!」
 身体の芯が苦しいくらいに満たされて、次々に腰に送りこまれる刺激が強すぎて、指先一本も動かす余裕がなくなって。
(なんだこれ、きもちい)
(気持ちよくて、おかしくなる)
(でも、違う)
(名前も知らない奴とするのとも、――あいつとするのとも)
「――っあぁ、あ、アッアッ…っひぅ、ヒッ…んんー…っ!!」
(くそ、っくそ、)
(思い浮かべないようにしてるはずなのに)
 身体はこれ以上ないくらいに熱くて、好きなように揺さぶられてついていけなくて、苦しくて、他のことなんか考える余裕なんてないはずなのに、胸をしっかりつきあげてくるのは痛いくらいのさみしさで。
(くるしい、くるしい)
(なんでだよ、)
(こんなに別のモンでいっぱいなのに、なんで邪魔するんだよ)
 幸か不幸か、そんな責め苦は別の方向から強制的に終了させられるはめになった。
 それは、ジュダルがずっとずっと見ないようにしていた自分の身体の反応で。
「っひ、あ、だめ、まじでダメ、やめたほうがいいって、マジ、っぅんん…!!」
(やばい、)
(やばいやばい)
(なんか変だと思ってたけど、これは)
 ある角度で中を抉られる度に、ひくついていた蜜口が大きく開閉して、“何か”が漏れてしまいそうになる。先走りのそれとは違うその感覚から、ジュダルはずっと目を逸らしてきた。
 でもそのせいで、気づいたときには絶望を覚えるほどに手遅れになっていて。
「――ッだめ、止まって、やだ、っひ、」
(だめ、だめだめ、)
(あと一回されたら、もう)
 上擦ってふるえる声が強がりから懇願にすっかり変わってしまったその瞬間、咥えこまされていた熱がずるりと動いた。
 今までで一番強くそこをぐっぐっと押しあげられて、ぴゅっと尿道から液体が漏れ出る。一度開いたそこを押しとどめる力なんてもうなくて、馴染みのある妙な解放感が全身に広がって、でも蠕動する内襞に放つ勢いが増せば増すほど、目の前が真っ暗になって。
「ッッ~~~!!!」
「っひ、えっ…? ぁ、あっ…!? 何これ、あ、…――!!!」
 戸惑いにひっくり返った声が前方からしてびくんと背筋はこわばるのに、粗相の勢いは止まらなくて、何かを理解したかのように見開かれた目を見つけてしまえば死にたくなった。
(熱い、長い、)
(これ、しんかんどのの、)
(まさか)
 気づいたら夏黄文の思考回路はカッと焼き切れて、その目からぶわっと涙があふれた。
 腹の中を満たしていく熱い液体。
 性交に尻を使われたばかりか、放尿されている事実をすぐに受け止められるわけがなくて、それでもぐずぐずになっていく体内と、尻からぐちゅ、とあふれはじめた水分の感触がまざまざと現実をつきつけてきて。
「…なんだジュダル、突っこまれて漏らしたのか? ――この中に」
「っひぅ、」
「ッあ…!」
 紅炎がぐっと上体を前に起こしてきたせいで、中を抉る角度が変わり二人が息を呑む。紅炎の手のひらが現実を突きつけるように夏黄文の腹の上をすべって、腹の中を満たすものの存在をまざまざと感じさせられた夏黄文はぞぞっと背筋を粟だたせた。
「出すもの出したんだから、まだ行けるな?」
 耳元を撫でていく低音を悪魔のそれと理解する前に、その響きだけで頭に警鐘が鳴り響く。
「えっ、あッ!? っっひ、や、っも、むり、やあぁっアッうあぁ…~~ッッ!!」
 すぐにがつがつと腰が揺さぶられて、擦られて、強く突かれれば連動するように夏黄文の中を突きあげる形になって、きゅうっと引き絞るように濡れた肉壁に締めつけられて、またどうしようもないところまで追い詰められていく。
「っや、もうやだ、やっ…ッッぅんん…――!!」
「っあ、うッ、ヒッ…ぅあ、あ、あ…~~ッッ!」
 紅炎が動く度にジュダルの腰もいやらしく突き出されて、夏黄文の尻孔からは摩擦の度にぐちゅっと濡れた音がして、二人に目の前が眩むような羞恥を与えた。
(もう、もう、)
(消えて、なくなってしまいたい)
(しにたい)
「っうっあっあ、っひぐ、も、やらぁ…やっやっアッ…ンンぅ――…ッッ!」
 ジュダルの頭の奥を灼いていた熱が膨れあがって、ぱちんと弾ける。
 嗚咽は一度漏れたら止まらなくなって、涙はぼろぼろ溢れてきて、唇はくしゃくしゃに歪んで、それでも喉から押し出される嬌声は絶えず自分の耳を犯し続けて。
「…泣きながら腰を振っているのか? いやらしいな」
「~~~ッッ!!!」
 意地の悪い言い方にぎゅっと胸が灼けるように苦しくなって、ジュダルは水分を含んだ声で低く唸ると、目の前の捕食者を涙の浮いたままの瞳でギッと睨みつけた。
「っぅうう~…!!」
 涙で輪郭がぼやけているはずなのに、その視線は鋭く、夏黄文の肌をぞっとふるわせて。
「っイ…~~~!!」
 鎖骨に思いっきり歯を突き立てられて、その痛みの強さとあまりの理不尽さに、ひくっと夏黄文の喉が鳴った。
(なんで、なんで俺に、)
(痛い、熱い、意味がわからない)
 非条理な饗宴は、捕食者たちの都合など構わず無慈悲に続けられて。
 その役目を果たせなくなるまで、支配者に容赦なく貪られることになったのだった。
 










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